カトリーヌ・クロロと「王の娘たち」、農場にて

Pointe Saint-Charles (Montreal), New France (Quebec), [between 1668 and 1673]. Illustration : Francis Back. Photographe : Bernard Dubois.
カトリーヌ・クロロと「王の娘たち」、農場にて

ルイ14世は、地方行政長官ジャン・タロンの要請を受けて、「王の娘たち」をニューフランスに送りました。入植者と結婚し、家庭を築いてニューフランスの人口を増やすことが目的でした。その大半はパリ及びその近郊出身の孤児でしたが、宮廷から持参金として、渡航の費用と新植民地での当座の生活費の援助を受けていました。1663年から1673年にかけて、約800人の女性がカナダに到着しました。マルグリット・ブールジョワはヴィル・マリー(現モントリオール)に着いた娘たちを出迎え、メゾン・シャルリと呼ばれていた家畜小屋の学校とポワント・サン・シャルルの農場(現メゾン・サン・ガブリエル博物館)に受け入れました。都会育ちの娘たちばかりだったので、カナダの厳しい気候と開拓生活に慣れるように彼訓練を受ける必要がありました。