ジェームズ・マレー将軍の肖像

Quebec, Province of Quebec (Quebec), 1700. Photoengraving : Annan, Glasgow.
ジェームズ・マレー将軍の肖像

ジェームズ・マレーは1721年1月21日にスコットランドのバレンクリフで生まれました。1758年に北米に渡り、ルイブールの第二包囲戦に出征し、翌年ケベックの戦い(アブラアム平原の戦い)にも参加わりました。1759年に陸軍少将に昇進し、ケベックに駐在することになりました。1760年にサントフォワの戦いに参戦し、同年、ジェフリー・アマースト総司令官のモントリオール占領計画に参加しました。1760年にケベック地区の初代英国総督となり、1763年にはケベック州全体の総督になりました。当初、マレーは宗教団体に不信感を抱いていましたが、徐々に態度を和らげて修道会と協力するようになり、ケベックの状態はある程度安定しました。1766年に英国で起きた政治事件のため呼び戻され、以降カナダに戻ることはなかったにもかかわらず、1768年までケベック州総督の地位を保持していました。英国では、生涯、職業軍人であり続け、1794年6月18日に英国のボーポート・ハウスで亡くなりました。